フリーランスの集客(1)

意識して起業した訳でもなく、週3日は事業再生マネージャーとして契約した企業に赴き、残りの時間で他社の依頼を引き受ける形で私のコンサルタント生活が始まりました。ですからとりあえず税務署に行って開業届を提出して自営業者としてスタートしました。幸いだったのは、学生時代に当時の彼女と一緒に簿記2級を取っていたのと、そこそこの規模の企業の経営企画を約10年務めていたので経理や最低限の法務知識があったことでした。また、生家も自営業と小さな会社を経営していましたのでそれを見て育ったのも役に立ちました。ですから数字の感覚や自営業の生活に違和感がなく大きな気負いや不安もなくスタート出来ました。

最初の仕事は、やはり転職時にお世話になった人材紹介会社の社長と連絡を取ったことからはじまりました。その会社は、エグゼクティブクラスに強い会社で、中小企業を得意としていたことから、転職ではなく「顧問」として紹介してもらえないか打診したのです。すると先方の社長が温めているアイデアを提案書にまとめてほしいとのことでそれを納品すると、その会社の業務改善の契約を頂きました。ラッキーではありましたが、やはり経験や実績がないうちは形にこだわらず、使える人脈や出来る仕事は何でも受けないとフリーランスに仕事は回ってきません。そう確信すると積極的に集客できるようになりました。

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中高年起業